
伝説の走りを受け継ぐ、特別な一本。
「SEIKO」ロゴとカーナンバー「11」をまとった名車「ダットサン240Z」ラリーカーは、全長6,200kmのアフリカを駆け抜け、1971年、世界で最も過酷な東アフリカ・サファリラリーで総合優勝を果たしました。
同じ時代、セイコーは国際的な自動巻クロノグラフ開発競争を制し、世界初の量産化に成功。
世界に挑んだ両者のスピリットが重なり合い、「ダットサン240Z」コラボレーション限定モデルが誕生しました。
走りの伝説と、時を刻む技術。

DATSUN(ダットサン)
1932年、日産自動車の前身「ダット自動車製造」で誕生したブランド。
当初は出資者3名の頭文字を取った「DAT」に「息子」を意味する“SON”を加え「DATSON」と呼ばれましたが、
「損」を連想させる表記を避け“SUN(太陽)”へ改め、「DATSUN」が生まれました。

DATSUN 240Z
1969年に登場した「ダットサン240Z」は、北米市場を中心に世界的ヒットを記録し、
日産のイメージリーダーとしての地位を確立。さらに高性能を証明するため、過酷な世界ラリーへ挑戦しました。
その挑戦心に共鳴したセイコーは、1970年代初頭よりモータースポーツ活動を支援。両者のスピリットが重なり、
伝説と技術が響き合うコラボレーションの系譜へつながっていきます。


Dial
「ダットサン240Z」を象徴するロゴマークを6時位置に配置。光の反射を抑えるラリーカーの色から着想を得たマットブラックのダイヤルに、秒針やダイヤルリングの赤アクセントを効かせ、判読性を高めました。カウントダウンタイマー表示のアラビア数字は、ラリーカーの計器盤をベースに新たに書き起こした専用デザインです。
Case / Strap
4時位置りゅうずの操作でダイヤルリングが可動。スタートまでの残り時間やタイヤ交換など、モータースポーツ競技における任意の時間をカウントダウン計測できます。ストラップはLWG認証タンナー製レザーを採用。パンチング加工でスポーティーに仕上げています。
※LWG(Leather Working Group):持続可能なレザー生産を促進する非営利組織。当社はLWGに加盟し、将来的にLWG認証レザー採用率90%以上を目指します。


Case Back
裏ぶたには、当時使われていたロゴマークを立体的に刻印。限定モデルの証として「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーを記しています。

SBDC219
[ キャリバー6R55搭載 ]
※この製品はセイコーグローバルブランドコアショップ限定モデルです。


Dial / Bezel
タキメーター表示やクロノグラフ積算計の目盛りに使用されているアラビア数字は、「ダットサン240Z」の計器盤をオマージュ。視認性を高めつつ、スポーティーな美しさを演出します。さらに、時速50~60kmの計測結果の表示も可能なタキメータースケールは、当時のラリーカーのスピードに合わせて赤くセグメント表示しています。
Case
1972年に発売した「キャリバー6138」を搭載したクロノグラフをデザインソースに、その流線形ケースを取り入れることで、加工精度の高い、より美しい造形を実現しました。ストップウオッチ機能の操作に用いるハンマー型プッシュボタンを採用し、高い操作性を実現しています。


Case Back
裏ぶたにはラリーカーのボンネットに掲げられていたエンブレムをモチーフとし、半球型の立体的なロゴに仕立てました。

SBEC029
[ キャリバー8R48搭載 ]
※この製品はセイコーウオッチサロン限定モデルです。


Dial / Bezel
12時位置のロゴは、ステアリングについていた「DATSUN」の書体をこのモデルのために新たに書き起こし配置。タキメーター表記入りアルミ製ベゼル表示板はスピードタイマー傑作アーカイブモデルのアイコンです。さらにダイヤルリングにはチェッカーフラッグ調の目盛を採用し、当時の優勝ラリーカーにふさわしい表現を施しました。
Case / Bracelet
ケースサイズに合わせ、ラグからバックルにかけてシェイプを効かせたブレスレットを採用。高級時計にふさわしいメリハリのあるバランスを追求しています。ブレス中央にはブラック硬質コーティングを部分的に施し、「ダットサン240Z」のボンネットを表現しました。


Case Back
裏ぶたには総合優勝したラリーカーのオリジナルイラストを刻印した限定モデルならではの特別仕様。さらに「LIMITED EDITION」の文字とシリアルナンバーを記し、希少性を強調しています。

SBDL121
[ キャリバーV192搭載 ]

山城時計店で、特別な一本と出会う。